現在、全国各地でオープンデータカフェが開催されていますが、会津若松市では去年活動してきた反省点を踏まえ次なるステップとして「オープンカフェ会津」をスタートさせるその準備段階として、第ゼロ回オープンカフェ会津を開催しました。
主催は行動for会津。(Code for AIZU?)
普段ITやオープンデータに関係しない活動や仕事をしている方も招待し、約20名の方にご参加いただいてより広く市民にオープンデータを知ってもらうたはどういった行動、活動をしていけばよいかをテーマに議論やアイデアワークを行いました。
これまでオープンデータカフェの開催場所として会津大学を利用してきましたが、もっと肩肘はらず話しやすい場として市内でも有名なおしゃれなカフェ、太郎焼総本舗を選び、落ち着きのあるBGMの中、前半の1時間はテーブルごとにグループをつくりそれぞれで話し合っていただきました。
話し合いの合間に、この日ゲストとしていらっしゃったGLOCOMの庄司さんより「富士宮プロジェクト」についてお話をいただきました。
地元高校生と高齢者とのコミュニケーションを誘発するために、
・まず人が出会うための場を用意した
・話の話題にするために「昔の街の写真」を利用
・ポストイットや手書きの地図など「アナログ」な手段を用いた
・それらをまとめて表現するためのIT技術は会場の裏側に隠していた
これらの工夫により会場を訪れる敷居が下がり、対話も活発になったとのこと。まさに今後のオープンカフェ会津の参考になる事例だと感じました。
後半は話し合った内容をもとにアイデアシートにアイデアをまとめる時間です。遊び心が芽生えるよう筆記用具としてクレヨンを用意し、落書きするように書いてもらいました。最後はアイデアの発表です。
この日、群馬県高崎市から高崎経済大学のゼミ生5名も参加(偶然、会津若松市にオープンデータの視察に来ていました)。よそ者かつ若者らしい斬新なアイデアも登場し会場から唸る声も。
すべての発表が終わったあとは庄司さんに講評をいただき、会を締めました。この日作成されたアイデアは次回以降、参加者によりこれだと思うものがピックアップ、そしてブラッシュアップが行われ「プロジェクト」として継続的に活動が行われていく予定です。
今後のオープンカフェ会津にぜひご期待ください。